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福島県双葉郡大熊町立熊町小学校へようこそ!

現在は以下の場所にて学校を再開しております!
〒969-3411 会津若松市河東町大田原字村中186
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FAX:0242-7@-1822
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合同離任式でのあいさつ

2013.03.30 07:48|お知らせ
         合同離任式あいさつ

 大熊町立小中学校離任式にあたり、転・退職者を代表しまして一言、御礼の
言葉を申し上げます。

本日は私どものためにこのような、合同離任式を開催してくださり、誠にあ
りがとうございました。私ども20名は、その勤務の期間に長短の差はありま
したが、この大熊町立小中学校に勤務し、大熊町当局の子ども達や学校に寄せ
る一方ならぬ熱い思いは、一様に感じておりました。     
 特に、2年前の大震災・原発事故後、他の被災地の学校が全く見通しが立た
ない中で僅か一月あまりで、会津若松市のご理解とご協力を得ながらこの地に
熊町小学校、大野小学校、大熊中学校の三校を再開していただき、ほぼ通常の
学校生活・教育活動を展開できるようにしていただきましたことは、思いも寄
らぬ避難生活で、友達や家族と別れて不安な生活を送っていた子ども達には、
この上ない喜びであったと思われます。そして、子ども達もその恩に報いるべ
く、以前の恵まれた学習環境と比べれば比較できないほどの不自由な生活、慣
れない地での勉学ではありましたが、その逆境に負けることなく、子ども達一
人ひとりが地道に、そして、確実に努力してくれたのではないかと思います。

 学校は最大の復興拠点といわれていますが、正に子ども達が元気に、生き生
きと活動することにより、笑顔が増え、確実に大熊町にも元気が出てきました。
私どももこのように、子ども達や大熊町民の方々の心の拠り所となる新たな学
校づくりに関われたことは、大変ではありましたが、何にも変えがたいとても
貴重な体験となりました。我々教職員も被災者であり、時には心も折れそうに
なるときもありましたが、被災地であっても「読書の町、大熊を中心に置き、
大熊町らしい教育を推進する」という武内敏英教育長のリーダーシップと町当
局のご理解とご支援をいただきくことで、何とか職務を全うすることができた
のではないかと思います。

 また、新年度からは、会津大学等との連携事業や念願であった新しい仮設校
舎での授業ができることになった大熊中学校など、より魅力的な教育活動が予
想され、子ども達も自分の夢を実現するために、力強く前に進み、そして、将
来の大熊町・福島県をになう人材に成長してくれるのではないかと思います。

 先週の小学校の修了式で、家庭の都合などで他校に転校し、もともとの熊町
小学校や大野小学校を卒業できない子ども達に、「熊町小学校と大野小学校は、
皆さん方の心の母校です。新しい学校でも、大熊町の学校で学んだことを誇り
に思い、心の母校を忘れないでがんばってほしい。」と話しました。今回、私
たちは任を解かれて大熊町を離れますが、それぞれが大熊町の学校で勤務した
ということは、やはり熊町小学校、大野小学校、そして、大熊中学校が私達の
心の母校です。ふる里大熊町、そして、ここ会津で経験し、身につけてきたこ
とを第二の人生に、また、新任地で生かしていきますことが何よりの恩返しで
あり、また使命かと思われますので、必ず、それらのことを果たしていく所存
であります。

 結びに、この会津藩・会津若松市が、戊辰戦争で敗れて朝敵という汚名を着
せられ、より寒さの厳しい下北の斗南藩に国流しに遭いながらも住民同士の固
い絆と決して折れることのない信念のもとで再興することができましたように、
大熊町も町長様を中心に町民が一丸となっていただき、新しい大熊町を再興で
きますことを強く願っております。 

 私達が今までいただきました恩義に比べれば大変簡単で、また稚拙ではあり
ますが、転・退職者代表のあいさつとさせていただきます。

  平成25年3月27日

          転・退職者代表 大熊町立熊町小学校長 佐々木 茂美